2011/10/09

とある飛空士への追憶

以前に前売券を買っていた“とある飛空士への追憶”。
他サイトで既に劇場公開しているのことを知って、
遅ればせながら観てきた。

基本的には原作に忠実で、中盤以降はキチンと盛り上がる。
作画も特には崩れていない。
ドックファイトや任務達成後の別れのシーンは、
CGを駆使して納得の出来。

でも、自分にとっては佳作。
マイナスは大きく2点。

まず1点目は、
ヒロインが主人公に
トイレをしたい旨を恥ずかしげに告げる場面や、
朝目覚めると2人が一緒に寝ていた場面など、
比較的セクシャルな表現が削られている点。

原作ではそういったエピソードを通じても、
両者の仲が縮まっていく様を表現していたにもかかわらず。

2点目は、
ヒロインの声優が全く合っていない点。
王子の花嫁候補という高貴な設定なのに、
声が野暮ったく全く透き通った印象が持てなかった。

諸々の理由があってグラビアアイドルを
声優に起用しているのだろうけれど、
主人公を演じる役者の神木隆之介については違和感が無いため、
余計にヒロインの声のダメさが引き立っていた。

とにもかくにも、後もう少しな出来の残念な作品。