2011/07/30

宇宙ショーへようこそ

レンタルしてみたけど、
センス・オブ・ワンダーに満ち満ちている快作。

人物・風景・メカニック等の作画は丁寧描かれているし
(UFOのチープさは狙っているだろうけれど)、
音楽はしっとりした曲をさりげなく取り入れ上品にまとめられている
(って調べてみたら、スーザン・ボイルが歌ってた…)。

若干、ポチの声が聞き取りにくいかなとも思うけれど、
どこかで一度耳にしたことがある大手の声優さんも多数出演していて、
そこに注目するだけでも楽しい。

特に、当初の目的地でもあり
地球を出発して初の宇宙世界となる月の描写が、かなりワクワクする。
多種の宇宙人が行き交う‘交易地’の雰囲気を上手にかもし出していると思う。

尺が長いとのレビューをよく見かけたので覚悟していたけれど、
特に冗長な演出があるわけではなく、
136分と確かに長いけれど没頭して鑑賞できる範囲。

物語も文部科学省推薦夏の優良図書みたいな感じで、安心して観れるし
子どもに見せたい出来。
(実際に‘第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員推薦作品’に選出)