2011/02/26

PLUuuuuuuuuTO!!

今風にいうとタイトルみたいな感じなんでしょ。
年を経てから見返すと
きっと小っ恥ずかしいとは思いますが。

…1巻が出た頃から盛り上がっていたので、手塚治虫の漫画を原作に
浦沢直樹がコミックを書いているのは耳にしていた。
けれど、“このマンガがすごい! 2010”を最近読んで、
初めてもう数年前に完結したんだと知った。

そこで、全巻購入して通しで読んでみたけど
恥ずかしながら途中3回ほど泣いた。
年をとると涙もろくなるとは言うけれど、
ホントに読中に何度も何度も涙腺が刺激されました。

原作もこんなにイイ話だったかなと、
改めて手塚版も読んでみたけれど、やっぱり泣けるような話ではなかった…。
大人になって読んでみると、
マンガで描かれたポップな道徳の教科書のようなであり、
人間のエゴを訴える姿勢が見え隠れして、むしろ興醒めしてしまった。
実家にも手塚作品は沢山あるので、
決してその偉大さを否定するわけではないけれど。

ちなみに、各巻の巻末に3・4ページの解説があり、
 1巻:松谷孝征(手塚プロダクション代表取締役)
 2巻:手塚眞(ヴィジュアリスト)
 3巻:夏目房之介(マンガコラムニスト)
 4巻:西原理恵子(漫画家)
 5巻:村上知彦(まんが評論家)
 6巻:山田五郎(評論家)
 7巻:丸山正雄(株式会社マッドハウス取締役CCO)
 8巻:長崎尚志(漫画原作者、編集者)
となっている。