2010/08/10

借りぐらしのアリエッティ

ジブリの“借りぐらしのアリエッティ ”を鑑賞。

背景が昔ながらの描き方で、
今のアニメによくあるような無駄な主張をしておらず、
画面にはまり込んで懐かしい雰囲気。

また、小人の生活風景の中には、
人間の利器が様々な形で用途を代えて描写されているため、
イマジネーションを刺激されて楽しい。

ストーリーは単純で、
印象としては“もののけ姫”などを大作とすると、
こちらは丁重な小品のイメージ。

ただ、現実の世界にはあんなに意地悪なお手伝いさんはそうそう居ないだろう。
子どもが観る分には、勧善懲悪な展開になるので
それを狙った設定であると思うけど。

ラストシーンはこれからの生活・旅立ちを予感させる終わり方で、
余韻があってよかったと思う。

落ち着いたイイ作品だとは思うけれど、同時に
大人になった自分が子供アニメを観るのはもうそろそろ限界かな、
と感じもした。