2010/04/19

コトバ狩り



そういえば、筒井康隆は断筆宣言を一時期していたな、
と思いながら“時をかける少女”を読んだ。

‘キチガイ’なんて単語が出てきたので、
きっと今じゃダメなんだろうな、と考えながら
上記のことを思い出した次第。

で、今回読んでみて
その物語の短さに驚いた。
文庫本の半冊もないほどのボリューム。
短編だったのを初めて知った。

でも、その短い中で未来設定なんかは凝っていて、
それは嬉しい誤算だった。

ただ、読み終わっても2010年版の映画を観た感想は特に覆らず、
原作を読んでから映画を観ても、特に感想は変わらなかっただろうな
と再認。