2009/05/11

知的好奇心、刺激してる?

少し前に購入して積んでいたDVD“GO”を鑑賞。

話の筋なんかは至って正統派だと思う。
窪塚洋介演じる男子高校生が、柴崎コウ演じる少女に
恋して、挫折して、最後には結ばれる。
端的に言って、王道のストーリー運び。

ただ、その男子高校生が、「在日」というのが異色。

自分はそれまで、
在日朝鮮人と在日韓国人の違いすら知らなかったし、
パチンコ業界と在日との関わりあいも同じく認識が無かった。

民族学校もぼんやりとしか知らなかったし、
以前テポドンの発射頃にあった「チマチョゴリの切り裂き事件」なども
新聞で流し読むぐらいしか興味が無かった。

当時の人気俳優を採用しているにもかかわらず、
イロモノ映画として終わらず、そういった事柄に
否がおうにも目を向けさせる力・訴える力を内包するに至った
非常にいい映画だった。