2011/12/10

みんな元気

妻に先立たれた夫。
4人の子ども達も各々立派に独立している。
子ども達が揃って帰郷する年に1度の特別な日を
楽しみにしていたものの、
今年は誰も帰って来れそうにないことから
自ら子ども達の元を訪ね歩くことに。

…舞城王太郎の著作“みんな元気。”を買ってから
その情報を色々調べていたところ、
同名の映画を見かけたのでレンタルで視聴。
日本では劇場未公開で販売・レンタルのみにもかかわらず、
レビューの評価は総じて高いのが気になったので。

引いた視点からのカットが多いなと思いながら見ていて、
後々調べたところ元はイタリア映画とわかって納得。
リメイクされるに相応しく、
安心して見れるファミリーもののヒューマンドラマ。

著しく感動するわけではないけれど、
親の立場・子の立場がそれぞれ丁重に描かれていて
自分の身に照らし合わせながら色々考えさせられる映画。
きっと鑑賞後は、親族に接する気持ちに何らかの影響を受けるはず。

娯楽モノの大作映画も無論面白いけど、
観ることによって生活に新たな視点を与えてくれる
こういう佳作もたまには良いと思う。
機会があればオリジナルも観てみたい。