100億円を与えられ、日本をより良き社会へと導くことを目標とする
ゲームに参加させられた11人の物語。
今まで買った輸入版アニメBlu-rayの大半に、
この“東のエデン”の予告編が入っていたため
以前から気にはなっていたので、
この連休前半を使って
全話通しで観てみた。
“ハチミツとクローバー”や“3月のライオン”の作者
羽海野チカさんのキャラクターデザインは魅力的で、
大いにこのアニメの間口を広げていると思う。
内容は、伏線が色々織り込まれたミステリー仕立てなものの、
思ったより社会的なトピックが組み入れられている。
ゲーム参加者の中でも人物によっては
描写がほとんど無い場合もあるけれど、
世代間格差・閉塞感といった現代の日本が抱える問題は、
うまく落とし込まれている。
ラストは‘未来に向かって動いていこう’的な
比較的良く見受けられる終わり方のため、
すぐに何回も観直したいというものではないけれど、
何十年後かに再度鑑賞した時に
イマという時代の空気を味わえるだろう作品。