2011/08/25

ARIA:天野 こずえ

以前に、“ヨコハマ買い出し紀行”を読んでいた時、
他の癒し系・セカイ系マンガも読みたいなと思って、
積んでいたので、まとめて読んでみた。

同著者の“あまんちゅ”も絶賛購読中だけど、
この“ARIA”の頃から絵が綺麗で、ほとんどブレないな。
装丁も、表紙が凄く美しいし。

“あまんちゅ”は必要以上にプニ顔のシーンが多いので、
それに対して一部批判があるけれど、
“ARIA”の時は適材適所のデフォルメで、
バランスがイイ感じ。

また、作者自身が猫を飼っているため、
猫さんへの愛が非常に感じられる作品で、
アリア社長(社のマスコット猫)が登場する話は(ほとんどだけど)、
どんな格好をして・どういう小ネタ行動をしているか、
ついついコマごとに凝視したくなってしまう。

ストーリーは1巻につき1季節が経過し、
4巻で四季を巡る、まったりした進展。
自分的には、この作品の最高潮は11巻ラストの話(卒業後のアリス)で、
最終巻の12巻は、物語の幕がゆっくり下りてきている中、
感動の余韻に浸っている感じだった。

本当に11巻は感動的で、この巻だけ手元に置いておこうと思ったぐらい。