PS2の“少女魔法学リトルウィッチロマネスク ~アリアとカヤと黒の塔~”を
一周クリア。15時間ほど。
悪い点…システム周りが最悪です。これに尽きる。
最悪です。
キーコンフィグとステレオ←→アナログのサウンド設定しかできない
コンフィグが貧相だし。メッセージの一括表示も無いし。
キャラ表示・画面表示に異様な時間が掛かるし。
本編に入っても、
魔法練習のシミュレーション部分は
選択が終われば、後は見てるだけなのにスキップできない仕様。
で、結局これがプレイ時間の半分近くを占めることに。
でも、中身は至って良作。
大槍葦人氏の描く大勢の魅力的な女性キャラ、
そして少数だけれど同じくうまく書き分けられた男性キャラ・年寄りキャラが
相変わらず画面を華やかなものにしているし、
また、各々のエピソードは豊富に用意されていて、
3年間という長期間にわたって話はを盛り上がっていく。
シナリオには、
パロディーが予想外に入っていていいスパイスを与えている。
ウィズ(Wizardry)を意識したセリフ(ダンジョン・パーティー編成・宝箱の罠)や、
コナミ似コマンドなど。
絵も正統派の華麗なモノから
楳図かずお系の絵や森田まさのり系のヤラレ絵まで様々。
特に魔法習得時のタロットに描かれているモノは、
その魔法に関するエピソードが端的に表現されていて見事。
というわけで、PS2版はシステム関係の駄作さからあまりお薦めできないけれど、
PC版(18才以上)を“是非に!”といえる一品でした。
メモ程度に1週目の試験内容を…
1年目試験
(2人共通)集水,土塊,旋風,発火,浮遊
2年目試験
(アリア)集水,水渡り,冷凍,土壁,水柱,竜巻,吹雪
(カヤ)集水,水渡り,浄化,水中呼吸,暗視,暗闇,影分離
3年目試験
(アリア)火災,発火,爆発,花火,遠聴,跳躍,石化防御,縮小化,巨大化
(カヤ)土塊,土壁,刻印,睡魔,誘惑,念読,動物操作,念話,忘却
でも、多分ランダムで変わるのかな?
③“魔法使いの弟子”といえばコレ。本作の主人公たちも同じようなドジっ子