2007/12/08

与える愛、育む愛のハコニワ

PS2“ボクと魔王”を20時間ほどでクリア。

大人向け童話的雰囲気。
グラフィック・キャラデザは
DCの“戦国TURB”に似てるかな。
ゲーム全体(システム表示画面なども)としてかなりデザインに凝ってます。

イベントシーンでの
魔王スタン様とその他大勢(特にピンク勇者)との
やり取りは非常に濃い。面白い。

ただ、街から出る際のロードや
戦闘後のフィールドマップへ切り替えが長いのが
少し気になる。
3Dを活用しているバトルシステムでもないので、
2Dにしてでも闘い終了後のロードが短ければな、と。

また、エンカウントが多いので
物語が間延びしているように感じた。
イベントごとに繰り広げられるルカと愉快な仲間達の会話が、
ブツ切りになっているかな。
(偶発的に発生するフライング魔王でそれなりに補正はされているが)

音楽に関しては、総じて軽めの雰囲気。
ふわふわワクワクした感じだが、あまり耳には残らない。
そんな中、トリステの街のテーマは逸品。異彩を放っている。

ま、世間的評価そのままにプレステ2初期の佳作かな。
戦闘シーンに関わる様々な難(上記のロード時間やエンカウント率、
状況把握しにくいステータスデザイン)が無ければ…と思います。

蛇足ですが、冒険のお供にはファミ通の攻略本を強くお勧めします。
細かい所にスタン節が炸裂していて
ゲームの空気が感じられるような作りなので。